おうちだいすき

自宅警備員からデータサイエンティストになった人の雑記的ななにか。

coursera - How to Win a Data Science Competition コースを修了して

Hi, kagglers !!(一度言ってみたかった
昨日、オンライン講座 coursera の How to Win a Data Science Competition コースを修了しましたので本日はこのコースを受けた感想を述べたいと思います。
受講を検討されておられる方に対し、何かしらのご参考になれればと思います。

www.coursera.org

おすすめ度は★★★☆☆くらい

コースを終えて得たものは確かにたくさんありました。
かといって、「みんな!!よかったよ!!超おすすめだよ!!」とは言い切れないです。
以下にコースに関する感想を示します。

  • よかった点

    • 実際にコンペに臨むにあたって必要な作業が網羅的に触れられている
    • プログラミング課題(誘導付き)を解くことにより手を動かしながら学べる
    • 最終課題は実際にInClassコンペで総復習できる
    • 達成感がすごい(語彙
  • 気になった点

    • 英語が苦手だと大きなビハインドとなる
    • 結構時間を取られる可能性があり、計画的に行う必要がある
    • プログラミング課題において、ライブラリのバージョンが違うと不正解になる問題がある
    • 理解度確認のためにある練習問題の正解に疑問が残るものが散見する

コンペに臨むにあたって必要な手順とその解説を受けること、そして実際に手を動かして学ぶ事ができる点についてはプラス。
一方で結構な時間を取られる上に、出題される課題に対する少しの不満がチラホラあったのが、微妙な星づけの理由になっています。
この不満は、私自身の英語や機械学習に関するスキルが低いことに起因している可能性がありますので参考程度に聞き流していただければと思います。

マジで時間を取られた

受講対象者は機械学習の知識をある程度会得した人でかつ、Pythonによるプログラミングに慣れている人とのこと。
私の場合は「Kaggleでつよくなりたい!」と言う思いから始めたので、機械学習の知識やPythonプログラミングの技量に不安があり、かつ英語力も壊滅的でした。*1

およそ1ヶ月を目安にコースを修了することを想定して設計されていますが、年末年始休みを使ってスタートダッシュを試み、自身のウィークポイントをカバーしようとしましたが、結局最終課題の提出期限は過ぎてしまいました。 *2
年末年始休暇以外におけるコースの進め方としては通勤電車の中でひたすら講義のビデオを見て、帰宅後や休日、仕事で手隙になった際にこっそり解くなど生活の大部分をこの講座に割かねばなりませんでした。

不安にしていた英語については、最初はGoogle翻訳を使いながら見ておりましたが一向に終わる気配がなかったので途中からやめにしました。
代わりに講義でわからない箇所はあとでじっくり調べたり、どうしてもちんぷんかんぷんな箇所のみ翻訳を使うスタンスに切り替えました。

コースを修了して変わった事

  • 英語に対する抵抗力がかなり減った
    なお、講義ビデオを見なくなってから、徐々に抵抗が戻りつつある模様。継続的に英語に触れて減衰を抑えます…。

  • 機械学習に関する知識が徐々に定着してきた
    本を読むだけではなかなかイメージし辛かった部分がスライドと説明を用いた講義により解消された。結果、気になった点を更に深く調べるヒントを得ることも出来た。

  • 手を動かすスピードが速くなった
    かなり悩みながらプログラミング課題に取り組んでいた為、試行錯誤を繰り返していた。結果、自分なりのやり方を見つけるヒントにもつながり、データを見た際に動く手のスピードが向上した。また、問題に対する取り組み方のアプローチへのイメージもつきやすくなった。

さいごに

得るものも大きかったけど、代償にしたものも大きかったように感じました。
「英語も機械学習もプログラミングも大丈夫だぜ!」な方はこの時期に受けても問題はないかもしれません。*3
私のように受講に必要なスキルに不安がある方については「今すぐやったほうがいいよ!!!」とは言い切れないです。
特に社会人の方は長期休暇を利用し、休暇終了後もこの講座に時間を費やすかもしれない可能性を考慮した上で予定を調整しながら進めるのが良いのではないかと考えます。

Kaggleも機械学習もはじめたての私からすれば、得たものと代償にしたものの差し引きで言えばプラスだと思っています。
問題を解くヒントも沢山得ましたので、より多くの問題に早く触れていきたいです!
Kaggle GrandMasterからの講義を直々に受けたのでもう金メダルは余裕だと思う。

*1:根性で押せ!!精神で乗り切ろうとしました

*2:提出期限を過ぎてしまうと受講生同士が評価し合うレポーティング課題が採点してもらえなくなってしまう場合があるとのこと

*3:ただ、そんな方は受ける必要がないようにも感じます。